こんにちは。香里園とみた整形外科クリニック院長の冨田です。

「食欲の秋」「読書の秋」と並んで、やはり「スポーツの秋」を楽しみにしている方は多いのではないでしょうか。ここ寝屋川市には、淀川河川公園をはじめ、体を動かすのに気持ちの良い場所がたくさんありますね。しかし、この時期は気候が良いからこそ、急な運動で体を痛めてしまう方が増える季節でもあります。せっかくの楽しいシーズンを、ケガで台無しにしないために、いくつか知っておいてほしいことがあります。

◆「もしかして私も？」スマホ首チェックリスト 

寝屋川市や香里園でアクティブに過ごす皆様、ご自身の体の声に耳を傾けてみましょう。

✅ 運動を始めると、すぐにふくらはぎや太ももがつりそうになる

✅ 翌日、予想以上の激しい筋肉痛に襲われる

✅ ランニング中やプレー中に、膝や足首にズキッとした痛みが走る

✅ 昔痛めたことのある古傷が、運動後にうずく

✅ 準備運動やストレッチを「面倒だ」と感じ、省略しがち

◆「秋のスポーツ障害」とは？

夏の暑さで運動から遠ざかっていた体は、知らず知らずのうちに筋力や柔軟性が低下しています。その状態で、涼しくなったからといって急にランニングやテニス、ゴルフなどを始めると、体は驚いてしまいます。

特に、香里園周辺にお住まいで、週末にまとめて運動をされるような方は注意が必要です。筋肉や関節の準備ができていないまま、急な負荷がかかることで起こる肉離れや捻挫、アキレス腱炎、膝の痛みなどを引き起こす可能性があります。気持ちは学生時代と同じでも、体は正直です。無理は禁物ですよ。

◆ケガの主な原因は「準備不足」 

秋のスポーツ障害の最大の原因は、ウォーミングアップ（準備運動）とクールダウン（整理運動）の不足にあります。これは、香里園のスポーツ愛好家の皆様にも、ぜひ心に留めておいていただきたいポイントです。

運動前には、軽いジョギングやストレッチで筋肉の温度と血流を上げ、関節の可動域を広げておくことが非常に重要です。これにより、筋肉や腱がしなやかになり、急な動きにも対応できるようになります。 そして運動後には、使った筋肉をゆっくり伸ばすストレッチを行いましょう。疲労物質の排出を促し、翌日に疲れや痛みを残しにくくする効果があります。この「始めと終わりのひと手間」が、ケガを防ぐ何よりの秘訣です。

「ただの姿勢の問題だから」と自己判断で放置してしまうのは危険です。ストレートネックが進行すると、頸椎椎間板ヘルニアなど、しびれや激しい痛みを伴う他の病気を引き起こす可能性もあります。「クリニックに行くほどではない」と軽く考えず、初期の段階で専門家による正確な診断を受けることが、将来の深刻なトラブルを防ぐ鍵となります。

◆痛みを感じたら、専門家の診断を

もし運動中に痛みを感じたり、運動後に腫れや痛みが続いたりした場合は、自己判断で放置しないでください。「ただの筋肉痛だろう」と軽く考えていると、実は靭帯を損傷していた、というケースも少なくありません。香里園で楽しいスポーツライフを長く続けるためにも、早めの対処が肝心です。

◆当院でできること 

私たち香里園とみた整形外科クリニックは、寝屋川市の皆様が健やかにスポーツを楽しめるよう、どんな小さなお悩みにも対応して専門的な立場からサポートいたします。

最高のシーズンを、最高のコンディションで満喫するために、スポーツによる体の痛みや不調を感じたら、我慢せずに香里園の当院へお気軽にご相談ください。